目 次

回答者プロフィール

自転車走行上の問題

自由感想

参考アンケート
1.性別
2.年代別
3.同居の家族数
4.使用頻度
5.保有台数
6.使用目的
7.通学交通手段
8.通学途上で危険 だと感ずる箇所
9.駐輪場の感想
10.主な走行道路
11.走行方法認知
12.事故体験の有 無

13.意見・感想の集約

(「道路交通法」の抜粋を参照の上自由に意見・感想を回答してもらった)

14.自転車と車と の比較で長所、 短所を回答して もらった。

< 調査集計を振り返って 

 私達の活動も5年目を迎え、当初の目標「人に優しい交通」実現に向け「〜車優先を問い直す道づくり〜」を掲げ、自転車に焦点を絞る事で問題点を浮き彫りにできると気づいた。「車と人の中間に位置する“自転車の通行する権利”が曖昧なままに解決すべき問題が先送りされている」事実を皆さんと共有すべく「自転車通行アンケート調査」を行った。昨年は一般市民と高校生、計176人から回答を得て集約整理した。
 この度の対象は大学生64名である。自転車を使用していない人も10名含まれる(内7人は自転車を持っていない)が、半数以上(34人)が通学途上何らかの形で自転車を利用している。50%が複数の交通手段を使い、片道平均1時間半以上も通学に要している。(勉学よりも移動に長時間費やしているとも言えよう。)
 「普段の走行箇所」の内訳で、「道路交通法」通り車道左側を選んでいる学生が最も多く、通行方法がだいたい分かるという層(51%)も、昨年調査(「殆ど知らない」という回答が「だいたい分かる」を上回った)に比べ多いものであった。「道交法」の自転車関連抜粋をアンケート用紙と共に資料として手渡し、授業時間内に参照しながら記入してもらったので学習効果が上がったとも考えられる。各部分を合わせると大半が歩道を選び、しかも殆ど「通行可の標識の無い歩道」を走っているのは現実の道路状況の反映であろう。「歩道を走るものと思っていた。」「車道を走るように習ったが危なくて走れない。」「車の運転マナーと自転車側のマナーそれぞれの不足。」「交通教育の必要性」等の指摘があり想像以上に『問題』が見えてきた。
 自転車は車からも歩行者からも邪魔者扱いされ、まっとうに走る道も無く、駐輪施設もお粗末である。子供の交通教育が不足がちな一方、年配者の乗り方も案じられる。「交通違反」が日常化しているにも拘らず、罰則はまず課されない。どうも自転車は一人前では無いように思われる。しかし歩道を走る場合、歩行者にとってかなりの脅威になっている。更に車との事故を体験した男子学生は4人に1人と言う高率でその危険度に改めて驚かされた。何としても「専用の走行帯」を確保しなければならない。
「意見・感想」欄には「ドイツなどヨーロッパ先進国の合理的な交通制度に学び、日本に適用できる形に交通制度を整えれば事故が減り、歩行者・自転車の権利がもっと充実し良い国になるだろう。」と言った願いや、「これからは地球にやさしい自転車の時代。楽だからと皆が車を使用するような時代ではない。」と言う意見も見られた。  
 このまま車が増え続けるとしたら環境も安全も守る事は不可能だ。我々大人は、「自分の命は自分で守れ!」と子供達に言う前にすべき事は沢山あるのではないだろうか。   
                           (文責:秋山)