05.10.21up

ホ-ムペ-ジ担当者ブリ-フィング(05.10.21)



あっちこっち札幌をさまよう自転車群

ポスト駐輪場有料化を見守ろう!


正月休みも考える。跨いで2年

駐輪場有料化で得られたものは何か?

さっそく、日経新聞では「放置自転車が急増」「量販店前や歩道を占拠」(10月19日、見出し)と報じている。記事では「市は週3回のペースで放置自転車を撤去しているが<数日たつとまた増える>という状況」と書いている。駐輪場有料化後のJR札幌駅周辺状況である。


札幌市は、7月頃、申しわけ程度の駐輪場を作って、それをてこにして駅周辺に一気に放置禁止区域を広げたのであったが、今回は、そのわずかばかりの駐輪場を有料化して、自転車をJR駅周辺から一掃しようとした。もしそれを市の政策というのであれば、日経新聞の記事はその政策が破綻したものとみることができる。少なくとも、われわれが危惧してきたように、急激な有料化は市民の賛同を得られていないとみることが出来る。

「道はだれのもの?札幌21」は幾度となく市内の駐輪場を視察している。有料化直後の視察(10/1)では、われわれの視察中に、多くの若者が有料駐輪場に近づき、駐輪できなくて去っていった。われわれは「彼らはどこに行くのだろう?」と話し合った。駐輪場のスタッフや立ち会いの市の職員とも現場で話し合ったが、有料化の功罪については誰も確信的ではなかった。


「ポイ捨て条例」「カラス族条例」と同じ思想?

駐輪場有料化の目的は、市の職員がJR札幌駅前のテレビカメラの前で「すっきりした」とよろこんでいるように、そして日経新聞の記事でも言及しているように、駅周辺の景観保護であるようである。前段で述べた通り「札幌市は、7月頃、申しわけ程度の駐輪場を作って、それをてこに駅周辺に一気に放置禁止区域を広げたのであったが、今回は、そのわずかばかりの駐輪場を有料化して、JR駅前から自転車を一掃しようとした」のである。市民の足の確保より景観・観光の方が大事だとでもいうのであろうか?われわれからすれば市の職員は誤解して笑っている。本音のところは、けっして駐輪場の提供でも、交通改革でもないようである。表面的景観のために、採算の合わない大きな運営費も使われている。
われわれが惑わされた目的ばかりではなく、条例の施行までの日程の取り方やパブリックコメントのやり方は、「ポイ捨て条例」「カラス族条例」と一緒であった。自転車はめーわく(迷惑)ということであろうか?

小手先では無理。絶対数足りない駐輪場(収容可能台数)。

ここにきて明らかになってきた問題点は、札幌はまだ有料化の段階ではないということである。絶対的に駐輪場の数、収容台数が不足しているということである。そのような状況下での有料化はただ撤去→自転車そのものの禁止にかたむいていく。そして、新たに駐輪デパイドを市民の中に持ち込むだけである。考えてみよう、180万都市の玄関口JR札幌駅周辺の駐輪場は、そもそも、数が足りているのであろうか?

次ページにつづく