2010.01.21UP


B雪の堆積スペースを活用道新記事スクラップ

記事全文(2010.1.21朝刊)

冬の雪の堆積スペースを活用 ─市が方針、順次整備

 夏は自転車専用道に 

 (リード)環境に優しい乗り物として自転車の利用が注目される中、札幌市は20日、 主要市道に設けている冬季の雪の堆積(たいせき)スペースを、夏場などには自転車専用道として活用する方針を明らかにした。自転車専用道であることを示す塗装を施すだけで大きな財政負担はないため、市は順次整備を進めたい考えだ。(村田亮記者)

 市の「自転車利用総合計画」策定に向けた専門家の検討会議で、市が報告した。
 市内都心部での自転車利用者が増える一方で、歩行者との接触事故も増加している。このため、市と開発局は一昨年からJR新札幌駅周辺で歩道の一部を塗装したり、柵を設置したりして自転車専用道にする整備を試験的に進めている。しかし、専用道を設けられる幅が広い歩道は限られており、市内全域への拡大は難しい。

 財政負担少なく 主要市道が対象

 そこで、検討の対象となったのが、主要市道の路肩部分。市内の主要市道は、冬の雪の堆積スペースを確保するため、本州の道路に比べ1〜3メートル広く造られている。市が検討しているのは、ここを自転車専用道とする方式だ。

 市は「雪国の札幌らしい自転車利用法として確立していきたい」としている。
 自転車専用道の整備を市に求めてきた札幌市内の市民団体「道はだれのもの?札幌21」の秋山真澄運営委員は「市に訴えてきたことが、ようやく形になってきた。この活用法が新しい札幌方式として拡大してほしい」と話している。